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緩慢冷凍と急速冷凍
ご家庭の冷凍庫で着色した水を凍らせると、写真のような凍り方をするとも思います。
水が凍るときに、不純物を追い出しながら凍ってしまいます。
冷気の当たる外側から内側へと不純物を追い出しながら凍っていったので、色のついた部分が真ん中に集められ
てしまったのです。
ご家庭の氷では、水に含まれる空気が気泡状で固まり。白く濁って見えるのです。
さらに水に含まれる不純物も濁りになります。水道水の場合はカルシウムなどのミネラルが不純物にあたります。
しかし!!
急速に水を冷やして一気に凍ると下の写真のようになります。
氷がオレンジ色に濁って見えるのは、急速に凍らせたことで、水に含まれる不純物が追い出されることなく氷の中に残ってしまったためです。
赤い色素と空気が気泡状で固まり。白く濁って見えることで、全体にオレンジ色に見えているのです。
比べて見ると、違いが良くわかります。
いままでご家庭で凍らせていたような方法を「緩慢な冷凍」、素早く凍らせる方法を「急速な冷凍」といいます。
食品を冷凍する時は「急速凍結」「緩慢冷凍」と言うこともあります。