ブログ
レストランのおいしさをご家庭へ!冷凍で広がる中食の可能性
引き続き新型コロナウイルスの影響を受け、外食を控える人が多いのではないでしょうか。以前「中食」の需要が増えていることや、その市場規模などをブログでご紹介しました。伊東市の三浦水産様では「極冷シリーズ」という商品を展開し、獲れたての新鮮な状態をそのまま冷凍し提供する、という事業を行っておられます。旅行も遠出も難しい状況の今、金目鯛や伊勢海老を水揚げされたままの新鮮な状態で、しかも自宅で食べられる、というコンセプトにより、見事に中食の需要に応える事業展開となっています。
今回はその中食の需要に応える事業について、事例をご紹介いたします。
冷凍するものは「食材」だけではない
これまで当社の液体凍結機をご利用いただく場合、鮮魚・精肉などの「食材」にフォーカスされるお客様がメインでした。その場合、とれたての新鮮な状態を、品質を落とすことなく流通・販売することが目的です。
しかし、最近ではお弁当のような形態のもの、つまり自宅で食べることを想定した「食品」を冷凍するお客様が増えてきています。米田工機の液体凍結技術は真空パックできるものであれば冷凍が可能です。お家でも品質を落とさず、手軽にレストランの味を提供することができ、さらなる中食の需要に応えることができます。
レストランオーナー様の事例
レストランを経営されているお客様の事例をご紹介します。
今回の新型コロナウイルスは影響が大きく、客足が遠のいてしまったそうです。今は多くの飲食店が同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。
お客様からは、現在の店舗営業をこれからも続けていくことはもちろんのこと、新たな取り組みを始めたい。レストランでお召し上がりいただいている本格的な味を、ご家庭でも味わっていただくことができないか、という思いをお話しいただきました。
当社ではレストランのメニューのサンプルをお持ちいただき、冷凍テストを実施!
お店の看板メニューをいくつかお持ちいただきましたが、一番の人気メニューはオムライス、とのこと。数あるサンプルの中でも、オムライスがうまく冷凍できるか、味が落ちないか、という点をかなり重視されていました。
オムライスはお店自慢の特製ソースがたっぷりとかけられ、プラスチック容器に入った状態。コンビニなどでよく見かける形状の容器で、透明の蓋をかぶせるタイプのものです。
真空包装機に入れると蓋はつぶれてしまい、さらにはソースが蓋にべったりとついてしまうトラブルが…サンプルはひとつしかなかったため、とりあえずはそのまま急速冷凍を行い、お客様にお持ち帰りいただきました。
後日、解凍して試食してくださったお客様から、大満足のご連絡がありました!冷凍前と解凍後の味に変化がないことや、風味を損なうなどの劣化がないことをご理解いただくことができました。
また、プラスチック容器では蓋がつぶれてしまうため、ソースは別パックにすることや、オムライス自体を真空包装して冷凍するなど、改善を検討したい、というご要望もいただきました。ソースが単体で包装されていれば、オムライスとは別で解凍・加熱ができますし、食べる前にかけられるため、味だけでなく見た目も損なわずに提供することができます。
市場開拓に向けた挑戦を、お手伝いします
これまでと同じように、同じやり方で、同じものを売り続けることが難しい情勢の真っ只中ではありますが、上記の事例のように、新たな市場を開拓していくことはできるのではないでしょうか。
当社の液体凍結機は新たな発想と新たな挑戦の手助けとなる機器と考えております。
展望が明確でなくても、まずはご相談ください。サンプルをお持ちいただくか、お送りいただければ、冷凍テストを実施します。