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寄生虫による食中毒対策もできる!液体急速凍結
日本では寿司や刺身などで魚介類を生食する文化があります。
おいしい旬の魚を生で食べることは、楽しみのひとつですよね。
しかし、生食には食中毒の危険性がつきもの…厚生労働省の統計によると、平成30年の1年間で報告されている食中毒は17,000人以上にものぼります。また、症状が軽い等の原因で食中毒と気づかず、病院にかからないまま悪化してしまう、といったケースもあります。
時には死者を出すこともある食中毒…家庭ではもちろんですが、
提供する側の飲食店・販売店・調理施設も、万全の対策を行う必要があります。
食中毒の予防方法
食中毒の予防方法には主に加熱、冷凍があります。
寿司や刺身で食べる場合、もちろん加熱はできませんが、冷凍であれば可能です。
しかも-35℃で急速冷凍できる『リ・ジョイスフリーザー』なら、解凍後もおいしさはそのまま!安全な生魚を提供することができます。
緩慢冷凍では失われてしまう旨みやみずみずしさも、液体凍結なら解凍後も維持できます。
どんな種類の食中毒があるの?
魚介類の生食によって起こる食中毒は、主に「寄生虫」によるものです。
魚の筋肉や内臓などに寄生していて、生食によってヒトの体内に入ることで食中毒が起こります。
特にアニサキスは食中毒の原因としてメディアでも話題になることも多く、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
アニサキス幼虫はサバ・サンマ・アジなどの内臓に寄生しており、魚が死ぬと内臓から筋肉に移動することが知られています。そのため、新鮮なうちに内臓を取り出すことが重要とされています。
食べる際に使用する醤油やワサビ、お酢などが予防になるのでは?と期待されてきましたが、残念ながら料理で使う程度の濃度・量では死滅しないことが報告されています。実際にシメサバを原因としたアニサキス症も起きています。
では、どんな魚に、どんな寄生虫がいるか、見ていきましょう。
ホタルイカ・スケトウダラ・ハタハタ・スルメイカ
寄生虫 | 旋尾線虫(せんびせんちゅう) |
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症 状 | 腸閉塞症もしくは皮膚爬行症 |
予防方法 | 冷凍(中心温度−30 ℃で4日間以上、もしくは−35 ℃で15時間以上、または−40 ℃で40 分以上) |
サケ・マス(サクラマス)
寄生虫 | 日本海裂頭条虫(別名:サナダムシ) |
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症 状 | 下痢、腹部膨満感などの軽度の消化器症状 |
予防方法 | 冷凍(中心温度が-20℃で24時間以上) |
サバ・ニシン・タラ・スルメイカ・アジ・アンコウ・オヒョウ・メヌケ・ホッケ
寄生虫 | シュードテラノーバ |
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症 状 | アニサキス症の激しい腹痛や吐き気、おう吐、じんましんなど |
予防方法 | 加熱(中心温度が60℃で1分) 冷凍(中心温度が-20℃で24時間以上、もしくは-35℃で20時間) |
ヒラメ・サバ・サンマ・カツオ・イワシ・アジ・サケ・タラ・イカ等
寄生虫 | クドア・セプテンプンクタータ |
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症 状 | 吐き気、嘔吐、下痢 |
予防方法 | 加熱(中心温度が75℃で5分) 冷凍(中心温度が-20℃で4時間以上) |
サバ・サンマ・カツオ・イワシ・アジ・サケ・タラ・イカ等
寄生虫 | アニサキス |
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症 状 | 腹痛・悪心・嘔吐、ひどい場合は吐血症状もあります |
予防方法 | 加熱(中心温度が60℃で1分) 冷凍(中心温度が-20℃で24時間以上、もしくは-35℃で20時間) |
急速液体凍結で、食中毒を予防できる!
生魚には様々な寄生虫がいて、食中毒の原因になることがわかりましたが、いずれも一定時間・一定温度での冷凍によって防ぐことができます。緩慢冷凍すると解凍後に品質が落ちてしまいますが、米田工機の急速冷凍機『リ・ジョイスフリーザー』なら、おいしさを損なうことなく、食中毒の予防も可能です。
消費者の安全・安心のために、ぜひ液体急速凍結をご検討ください。