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機器の点検が義務化されました
フロン排出抑制法とは
業務用冷凍空調機器分野の多くはフロンガスが使用されています。そのフロンガスが大気に放出されると「地球温暖化」に大きな影響を及ぼします。現状のフロンガス回収量はおよそ3割と言われており、このままのペースだと2020年におけるフロンガスなどの排出量は現在の約2倍程度となると予測されます。
[出典]環境省「フロン類対策の一層の推進について(フロン排出抑制法の概要)」
フロン類の確実な回収や処理を目的にしている「フロン・破壊法」が改正され、フロン類に係るすべての主体に対して取り組みを促していく「フロン排出抑制法」として27年4月1日に施工されました。これにより、業務用の冷凍冷蔵機器や空調器を所有(管理)している方は、『定期点検』などに取り組むことが義務付けられました。
フロン排出抑制法 ~使用者等の義務(使用時、廃棄時)~
法対象フロン類 | ||
特定フロン | 代替フロン | |
CFC | HCFC | HFC |
R11,R12,R502など |
R22,R123,R402A, R403A,R509Aなど |
R32,R134a,R404A,R407C,R410Aなど |
誰が対象になるの?
①業務用の空調機器(エアコン)
②業務用の冷蔵機器及び冷凍機器
①②の設備を所有者及びリース/レンタル契約者
※「管理者版運用の手引き」(フロン抑制法ポータルサイト)
なにをするの?
①簡易点検もしくは定期点検の実施
②漏えいを発見した場合は漏えい個所の特定整備を実施
③機器の点検、修理に関する記録簿の作成
④フロン類算定漏えい量の報告
①点検とは?
◆簡易点検
対象機器 :全ての第一種特定製品
点検実施頻度 :少なくとも四半期に一度行う必要があります。
点検対象者 :問わない(管理者でも外部委託者でも構いません)
※「簡易点検の手引き」(フロン抑制法ポータルサイト)
◆定期点検
対象機器 :一定規模以上の大型の業務用空調機器が対象
点検実施頻度 :
製品区分 | 区分 | 点検の頻度 |
冷蔵機器・ 冷凍機器 |
当該機器の圧縮機に用いられる原動機の 定格出力が7.5kW以上の機器 |
1年に1回以上 |
エアコン |
当該機器の圧縮機に用いられる原動機の 定格出力が7.5kW以上50kW未満の機器 |
1年に1回以上 |
当該機器の圧縮機に用いられる原動機の 定格出力が50kW以上の機器 |
3年に1回以上 |
点検対象者 :十分な知見をもった者
(出典:(財)日本冷媒・環境保全実施フロン排出抑制法説明会資料)
フロン機器「廃棄時」
廃棄時に取り組む内容(法改正前からの義務)
・フロン類の適切な引き渡し
・回収依頼書/委託確認書の交付・保存、引取証明書の保存(行程管理制度)
・フロン回収行程管理票を交付してフロン類の回収
リ・ジョイスフリーザーでは、RF-50以上の機種は7.5kW以上の圧縮機を使用していますので、1年に1回以上は専門の知識を有する者が定期点検を行う必要があります。
※リ・ジョイスフリーザーについてご不明な点は、弊社営業部までお問い合わせください。
詳しくは下記リンクをご覧ください。